パーキンソン病の主な症状は「動きの障害」です。

なかでも次の4つは、典型的な運動症状としてよく知られています。

静止時振戦(ふるえ)

筋強剛(体が硬くて動かなくなる)

寡動・無動(体の動きが少なくなる)

④姿勢反射障害(転びやすくなる)

 

まずは 静止時振戦(ふるえ)を見てみましょう。

振戦とは「ふるえ」のことです。

パーキンソン病のふるえの特徴は、何もしていないとき(静止時)に現れることです。

例えば——

  • 手を膝の上に置いているとき
  • テレビを見ているとき
  • じっと座っているとき

などにふるえが出やすくなります。

一方で、

  • 自分で意識する
  • 手を動かす
  • 物を持つ

といった動作で、ふるえが軽くなったり止まったりすることも多くみられます。

静止時振戦は、パーキンソン病患者さんの7〜8割程度にみられます。

ただし、

  • ふるえ自体が体に悪影響を与えることは基本的にありません
  • ふるえが出る病気は他にも多く存在します

 

そのため、ふるえだけでパーキンソン病と診断することはできません。