2026年02月12日
パーキンソン病の4つの運動障害ーその1:静止時振戦
パーキンソン病の主な症状は「動きの障害」です。
なかでも次の4つは、典型的な運動症状としてよく知られています。
① 静止時振戦(ふるえ)
② 筋強剛(体が硬くて動かなくなる)
③ 寡動・無動(体の動きが少なくなる)
④姿勢反射障害(転びやすくなる)
まずは① 静止時振戦(ふるえ)を見てみましょう。

振戦とは「ふるえ」のことです。
パーキンソン病のふるえの特徴は、何もしていないとき(静止時)に現れることです。
例えば——
- 手を膝の上に置いているとき
- テレビを見ているとき
- じっと座っているとき
などにふるえが出やすくなります。
一方で、
- 自分で意識する
- 手を動かす
- 物を持つ
といった動作で、ふるえが軽くなったり止まったりすることも多くみられます。
静止時振戦は、パーキンソン病患者さんの7〜8割程度にみられます。
ただし、
- ふるえ自体が体に悪影響を与えることは基本的にありません
- ふるえが出る病気は他にも多く存在します
そのため、ふるえだけでパーキンソン病と診断することはできません。






