① 精神症状

パーキンソン病では、次のような症状が出ることがあります。

  • 「小さな虫が見える」などの幻視
  • 「誰かがいる気がする」といった錯覚
  • 気分の落ち込み(うつ症状)

幻視は、薬の影響で起こることもあります。また、認知機能の低下は約40%程度の患者さんにみられるという報告もあります。

ご本人は自覚がないことも多く、ご家族が「何か様子がおかしい」と気づくことも少なくありません。

 

② 嗅覚障害(においがわからなくなる)

実は、比較的早い段階から出やすい症状のひとつです。「最近、においがわかりにくい」「香りを感じにくくなった」といった変化があれば、病気のサインの可能性

もあります。嗅覚障害は運動症状よりも前から出ることがあるため、早期発見のヒントになることもあります。

 

③ 睡眠障害

パーキンソン病では、睡眠に関するトラブルもよくみられます。

  • 夜中に何度も目が覚める(不眠)
  • 日中に強い眠気が出る(過眠)
  • 夢の中で大声を出したり暴れたりする→ レム睡眠行動異常症(RBD)

RBDは、体が本来動かないはずの睡眠中に体が動いてしまう状態です。

 

④ 便秘・頻尿・立ちくらみなど(自律神経症状)

パーキンソン病では、自律神経の働きも低下します。

そのため、

  • 便秘
  • 頻尿
  • 立ちくらみ(起立性低血圧)
  • 手足の冷え
  • むくみ

などが現れることがあります。便秘は特に多く、運動量の低下や薬の影響も関係します。